今回は”『60点の夫婦でいいのに』全話ネタバレと感想！最終回・結末もご紹介！”のテーマでお伝えします。
主人公・沙紀と沙紀が、妻を点数づけするモラハラ夫・尚弥に復讐する物語です。
今回はそんな「60点の夫婦でいいのに」のネタバレ、感想を紹介していきます。
それでは早速、”『60点の夫婦でいいのに』全話ネタバレと感想！最終回・結末もご紹介！”と題して進めていきましょう。
Contents
『60点の夫婦でいいのに』全話ネタバレ！
戸川 沙紀（とがわ さき）
パートで働く主婦。夫のモラハラ行動に悩みつつも、娘のために我慢している。
戸川 尚弥（とがわ なおや）
沙紀の夫。結婚してから態度が豹変し、沙紀に点数をつける。
戸川 陽菜（とがわ ひな）
沙紀と尚弥の娘。5歳で幼稚園に通っている。
泉 円佳（いずみ まどか）
専業主婦。戸川夫婦の近所に住んでいる。夫とはうまくいっている様子。
沙紀の復讐はどのように行われていくのでしょうか？
ここからは、「60点の夫婦でいいのに」のネタバレを含みますので、ご注意ください。
60点の夫婦でいいのにネタバレ1話
沙紀は夫・尚弥のモラハラに悩んでいました。
尚弥は沙紀のことを逐一点数づけするのです。
しかも点数は最高でも60点。
自分に見合う100点の女になれと言ってくるのです。
近所の奥さんたちからも旦那の愚痴が出てきますが、なかなか沙紀は話せないでいました。
その仲間の中の1人、円佳は専業主婦で、旦那からは愛されている様子です。
ですがその円佳から沙紀の旦那がかっこよくて面白いので羨ましいと言われたのでした。
ある日、娘の陽菜が風邪をひいて看病に手一杯だった沙紀。
そんな日でも尚弥から、妻としての価値は0点だと言われてしまうのです。
沙紀が泣いていると、円佳が訪ねてきました。
陽菜が休みだったからと、手の込んだおかずを持ってきたのです。
そんな円佳を見て、尚弥は100点の女だと言い放ったのでした。
60点の夫婦でいいのにネタバレ2話
沙紀は他の女性を100点だと言った直哉に傷つきつつも、陽菜が元気になったことでとりあえず安堵しました。
ある日外で陽菜と遊んでいると、円佳から家に来ないかと誘われます。
見せたいものもあると言われ、不思議に思った沙紀。
その夜、円佳が陽菜の膝に貼った絆創膏が剥がれてしまいます。
沙紀が陽菜の膝を見てみると、怪我はしていない様子です。
そして尚弥のお風呂上がり、お腹に同じ絆創膏が貼ってあるのに気がつきました。
沙紀はふと、不倫していないかという考えが浮かんでしまったのです。
翌日、陽菜と円佳の家に遊びに行くことにした沙紀。
円佳の態度が、ところどころ冷たくきついため、ますます尚弥との関係性を疑ってしまいます。
そこへ陽菜が、パパの時計だと言って明らかに尚弥の時計を持ってきたのでした。
円佳は見せたいもの見られちゃったと笑ったのです。
沙紀は帰宅後、尚弥の不倫を確定させたいために携帯を見てみます。
そこには明らかに不倫をしているというメッセージのやり取りがあったのでした。
沙紀は許さないと心に決めたのです。
60点の夫婦でいいのにネタバレ3話
不倫の事実を知ってから、沙紀は尚弥の言うことを聞くのをやめ、最低限のことしか話さなくなっていました。
尚弥のことも、何くわぬ顔で話しかけてきてマウントをとってくる円佳のことも、どうしても許せない沙紀。
ですが陽菜のことを考え、離婚するということを決意できずにいました。
そんなとき尚弥のことで悩んでいることに気がついた陽菜は、沙紀に優しい言葉をかけてくれたのです。
そこへやってきたのは近所のママ友のみんな。
尚弥のことを話すと、いつもの愚痴のようなテンションではなく、本気で一緒に怒ってくれたのです。
そうして沙紀は、離婚することを決意したのでした。
次の日曜日、外を歩いていた尚弥は近所の人に0点の夫だと噂されているのを聞いてしまいます。
すぐに家に帰り、沙紀の胸ぐらを掴んでキレてかかります。
沙紀は臆さず、尚弥に言い返したのでした。
どう離婚を切り出そうかと思っていた矢先、ゴミ捨て場で円佳の夫の宗一郎にばったり会ってしまいます。
沙紀は宗一郎を引き留めました。
60点の夫婦でいいのにネタバレ4話
沙紀は宗一郎を呼び止め、円佳が自分の夫である尚弥と不倫していることを話しました。
宗一郎はその事実を知っていたのです。
さらに前にも不倫していたことや手料理なども本当は家事代行サービスを使っていることも教えてくれました。
それでも宗一郎が離婚をしないのは、娘のためだと話しました。
親権が母親に渡ることがほとんどのため、離婚すると娘といられなくなるから、という理由です。
ですが宗一郎は傍観しているだけではありません。
自分が出張に行く日を沙紀に伝え、2人は水面下で手を組むことになったのです。
沙紀はさっそく、円佳の秘密をママ友たちに暴露することから始めました。
お裾分けしてくれた料理が、有名な家事代行サービスのレシピと同じだということに気がつき、それを使って問い詰めたのです。
そして宗一郎から家事代行サービスを使っていることを聞いたことも暴露。
完璧な主婦だと思われていた円佳は気まずくなり、用事があると言って帰ってしまったのでした。
後日、宗一郎が出張に行くと言った日がやってきます。
沙紀は尚弥に寝たように見せかけ、しっかり証拠をスマホに収めたのでした。
60点の夫婦でいいのにネタバレ5話
沙紀は不倫の証拠を集めていました。
復讐、離婚の準備を進めていく沙紀。
その頃から、尚弥は家事をするようになっていました。
近所の住民からの目も気になってきていたからです。
ですがやり方について沙紀に指摘され、逆ギレする始末。
さらに円佳からメッセージで外デートがしたいと言われてめんどくさいとまで思っているのです。
そんなある日、尚弥は陽菜に対して文句をつけ始めていました。
皿洗いを手伝う陽菜に対し、洗いが十分ではないなど言って自分の皿洗いまで押し付けようとしたのです。
それを見ていた沙紀は耐えられなくなり、尚弥を突き飛ばしてそのまま陽菜と一緒に家を出たのでした。
その後、陽菜に尚弥と離婚するということをしっかり伝えた沙紀。
陽菜な涙を浮かべながらも、ママと一緒にいたいと言ってくれたのです。
その頃、尚弥は円佳に、沙紀が陽菜を連れ去ったと伝えてしまっていました。
それを聞いた円佳はとんでもない行動に出たのです。
60点の夫婦でいいのにネタバレ6話
マンションで円佳は陽菜を連れて行ってしまいました。
いなくなった陽菜を必死に探す沙紀。
家に戻って尚弥にその話をしても、陽菜がいなくなったのは沙紀のせいだと言って動こうともしません。
そこへ、円佳から尚弥のスマホに届いている、陽菜と円佳の娘の梨佳と遊んでいるというメッセージに気がつきました。
そのやりとりの中では、沙紀を誘拐犯に仕立て上げるような内容も残っています。
沙紀はそのメッセージの内容を手がかりに、公園に走りました。
そしてなんとか陽菜を連れ戻すことに成功します。
円佳は自分を犯罪者扱いしないで欲しいと言ってのけたのです。
沙紀はこの事件を、宗一郎に話しました。
自分の考えが甘かったことを反省し、警察に言うということまで提案してきました。
ですが沙紀はそれを止め、他の方法で復讐をしようと言ったのです。
60点の夫婦でいいのにネタバレ7話
沙紀と宗一郎は、着々と復讐の準備をしていました。
尚弥は円佳との関係に飽き始め、マッチングアプリで他の相手を探すようになっていました。
沙紀は尚弥に、マンション理事会の書記に尚弥がなったと告げます。
これは沙紀が勝手に名前を書いたため。
それを聞いた尚弥は激昂し、殴りかかろうとしますが沙紀に牽制されてしまいます。
一方で理事長には円佳が選ばれていました。
これは沙紀と宗一郎の計画だったのです。
そしてマンション総会の日。
この日理事長に任命されると思っていた円佳ですが、沙紀は住民の前で陽菜を誘拐したことを暴露したのです。
他のママ友からの証言も出てきて、追い詰められていく円佳。
名誉毀損だと叫ぶ円佳ですが、今度はスクリーンに何かが映し出されました。
尚弥が沙紀を罵倒している、まさにモラハラなシーンです。
そして円佳と尚弥が不倫していた証拠であるメッセージも晒されたのでした。
宗一郎は2人が不倫していたとはっきり伝え、円佳はおかしくなったのか笑い始めてしまいます。
60点の夫婦でいいのにネタバレ8話
円佳は悪あがきのように、沙紀を罵倒しました。
一方で尚弥は、沙紀に許して欲しい、円佳に脅されていたなどど言ってきたのです。
当然沙紀は尚弥を一蹴。
弁護士を通すようにと言うだけなのでした。
その後、沙紀は尚弥と無事離婚。
正社員として働くようになり、陽菜と幸せに暮らせるようになったのです。
尚弥は不倫だけでなく横領もしていました。
それを円佳にバラされ、会社をクビになってしまいます。
慰謝料も払わなくてはいけないため、経済的にも破綻してしまいました。
宗一郎も円佳と離婚をすることができ、梨佳を引き取って暮らせていました。
沙紀とも同志として連絡を取るようになっています。
その数年後。
成長した梨佳がアルバムを見ていました。
母親である円佳がその母親からの不幸の連鎖の中にいたことを思い出しています。
そして自分はそのようにならないと心に決めているのでした。
60点の夫婦でいいのにネタバレ9話
フリーランスで働く、27歳の梨佳。
今でも陽菜とは親友として仲良くしていますが、罪悪感が心から消えることはありません。
自分の母親が陽菜の家族を壊したからです。
梨佳は円佳のせいで、不倫女の娘といじめられてきていました。
そのため、自分は結婚をしないと心に決めていたのです。
そんなとき、梨佳の前に宮辺 瑛次という男性が現れました。
梨佳の過去を知った上で、すべてを受け止めてくれる英次。
そんな英次に支えられた梨佳は、前を向くようになっていました。
ですが陽菜が医師と結婚し、幸せ家庭を持っているところを見てなんとなく劣等感を抱いてしまいます。
そこから、英次からの愛情も拒絶するようになってしまいました。
そして英次のスマホに、陽菜からのメッセージが届いたのを見てしまいます。
もしかしたら不倫しているのかも、と不安や恐怖に襲われてしまったのでした。
60点の夫婦でいいのにネタバレ10話
カップル専用アプリで陽菜と英次がやりとりしているのを見てしまった梨佳。
そこから英次への見方も変わってしまい、隠れモラハラなのではないかと疑ってしまい始めました。
陽菜は不倫をするような人じゃない、とも思っており、不安が渦巻いていたのです。
梨佳がここまで疑いを向けるのは、学生時代のいじめのせいでした。
円佳の不倫のせいでいじめられていた梨佳ですが、守ってくれたのは陽菜だったのです。
そこから2人は、固い絆に結ばれているのです。
ある日、梨佳の家に陽菜がきていました。
梨佳は自分の不安を陽菜に話すことにします。
すると陽菜から、英次が女の人といるところを見たと言われたのです。
梨佳はトラウマがフラッシュバックしていました。
円佳が沙紀に対し、見せたいものがあると言って善意に見せかけて攻撃をしていたことです。
これが陽菜の悪意なのかわからない梨佳。
そして英次と不倫しているか、と問い詰めたのです。
陽菜は驚きを隠せない表情を浮かべていました。
60点の夫婦でいいのにネタバレ11話
陽菜は梨佳に、私は絶対に裏切らないと話します。
梨佳は自分の不安に思っていることを泣きながら話しました。
それを優しく受け止める陽菜。
2人の絆は確かなものだったのです。
1週間後、梨佳は英次の親戚の集まりに行くことになりました。
そこで準備していた服に文句をつけられ、梨佳は違和感を覚えます。
自分を所有物のように扱っているような気がしたのです。
そして英次の実家での集まりに行くと、なんとなく英次の偽善感にさらなる違和感を覚えました。
そこへ、英次とやたらと距離の近い若い女性、姫ちゃんが現れます。
梨佳は姫ちゃんが、英次が夜中に見ていた配信の子だということを思い出しました。
姫ちゃんは配信者のひめにゃだったのです。
梨佳が席を外したとき、姫ちゃんは英次にあからさまな好意を示していました。
英次はそんな姫ちゃんに対し、梨佳には言っていない本音を打ち明けていたのです。
梨佳が子供を産みたくないと言っていたことを知っていて、自分は子供が欲しい、産めるのに産まない女は0点だと心では思っていたのでした。
数日後、梨佳は陽菜に、陽菜の母親、沙紀に会いたいと連絡していました。
そして沙紀の家を訪れたのです。
『60点の夫婦でいいのに』最終回・結末どうなる？
「60点の夫婦でいいのに」の結末ですが、沙紀編は尚弥と離婚し、陽菜と幸せに暮らすというものでした。
梨佳編は、英次と決別し、新しく出会った人と幸せになると思います！
結末のポイントは、こちらです。
- 不倫の復讐を終えた沙紀と宗一郎
- 円佳の過去
- 梨佳の選んだ道
1つずつ、考察や感想を踏まえて解説していきます！
不倫の復讐を終えた沙紀と宗一郎
尚弥と円佳の不倫を暴露し、復讐をした沙紀は、尚弥と離婚し娘の陽菜と幸せに暮らしました！
尚弥にやり直したいと言われた沙紀ですが、まったく揺らがずに拒絶していました。
当たり前ですが、尚弥があそこまでなってもやり直せると少しでも思っていたことが理解不能でしたね。
そして陽菜から父親を奪ったらかわいそうだと思っていた沙紀ですが、陽菜と幸せに暮らせていました。
あんな父親ならいない方がいいと気付いたのがよかったですね。
気づくことができたのは自分の力だけではなく、陽菜や周りのママ友たちのおかげでした。
沙紀は尚弥と離婚し、幸せをつかんだのですね。
一方宗一郎も、円佳と離婚して梨佳を引き取ることができていました。
梨佳を引き取れないかもしれないから離婚をしないと言っていた宗一郎でしたが、沙紀に感感化され幸せを手に入れましたね！
梨佳にとっても、これが最善だったのだと思います。
沙紀も宗一郎も離婚をし、2人は同志として連絡を取り合いながら幸せになったのです！
円佳の過去
尚弥と不倫をしていた円佳ですが、円佳は母親からの負の連鎖に巻き込まれていたようでした。
大人になった梨佳がそれを明らかにしていましたが、大変だったのは確かでしょうね。
円佳はそうしないと自我を保てないほど辛かったのかもしれません。
ですが、自分の親と同じように人を傷つけていい理由には全くなりません。
そのため、梨佳がその負の連鎖を断ち切ろうと決意していました。
ただ円佳の過去や不倫によって、梨佳が苦しめられているのは間違いないですね。
学生時代のいじめもそうですが、円佳の過去を自分が払拭すると思いすぎていて、苦しんでいるのでしょう。
梨佳の選んだ道
梨佳は英次と別れ、フリーランスの仕事を頑張りながらまた新しい男性に出会うと思います。
英次は姫ちゃんと浮気するようになり、梨佳はそれの証拠を集めるようになるのではないでしょうか。
その協力を、陽菜と沙紀にしてもらうようになるのだと思います。
沙紀は自分の過去の経験から、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
そして陽菜も、自分の母親が苦しみ、親友が苦しんだ浮気を相当憎んでいるでしょうから、かなり協力してくれると思いますね。
その後英次の浮気を明らかにし、別れることができた梨佳は仕事に精を出すようになると思います。
最終的にはその仕事の中で出会えた男性と、幸せになると思います！
『60点の夫婦でいいのに』読んだ感想
「60点の夫婦でいいのに」を読んだ感想は、沙紀が強くなっていく様がよかったということと、親のせいで苦しむ子供がかわいそう、というものです。
まず沙紀は、ずっと尚弥に点数をつけられて苦しんでいました。
それに耐え、尚弥の言うとおりにし、機嫌をとっていましたね。
そのときは見ていてモヤモヤしましたが、不倫の事実を知ってからの沙紀は本当にかっこよかったです！
そうなれたのも陽菜や周りのママ友たちのおかげというのも、救われる表現でしたね。
そして加害側である円佳の子供、梨佳目線の話になり、とても梨佳がかわいそうだと思ってしまいました。
梨佳は何も悪いことをしていないのに、いじめられたり過去に苦しめられたり…。
本当に被害者でしたよね。
負の連鎖のせいで、何年経っても苦しんでいるのが辛かったです。
梨佳も1人ではないので、陽菜や他の人たちを頼って幸せになって欲しいです！
『60点の夫婦でいいのに』作品情報
| 作品名 | 60点の夫婦でいいのに |
| 原作 | 風沢氷花 |
| 漫画 | トラ太郎 |
| 出版社 | シーモアコミックス（トレモア） |
| 雑誌 | トレモア・リアルラブ／トレモアcollection |
あらすじ
沙紀は結婚してから態度が豹変した夫・尚弥のモラハラに悩んでいました。
具体的なモラハラとは、家事に対して点数をつけてくるというもの…。
最高でも60点、妻として0点とまで言われてしまい、辛い思いをしていたのです。
その中で尚弥は、近所の奥さん、円佳のことを100点の女だと言い出しました。
それにはかなり傷ついてしまう沙紀。
とあることがきっかけで、尚弥と円佳の不倫を知ってしまった沙紀は、2人に復讐することを決意したのです。
まとめ
これまで”『60点の夫婦でいいのに』全話ネタバレと感想！最終回・結末もご紹介！”のテーマでお伝えしてきました。
沙紀に対する尚弥の態度が酷すぎて、最初読んでいるとイライラしてしまうほどでした！
円佳のマウントも性格が悪すぎましたね。
復讐できてスッキリしましたが、その先の子供の苦悩が描かれていて新しいなと思いました。
これがとてもリアルだと感じます。
先の展開が気になる方はぜひ「60点の夫婦でいいのに」を読んでみてくださいね。
それでは今回は、”『60点の夫婦でいいのに』全話ネタバレと感想！最終回・結末もご紹介！”と題してお届けしました。